改造なしで赤外線撮影が期待できる?【EOS 60Da】
キャノン デジタル一眼レフカメラ EOS 60Da
主な仕様
メーカー型番 | EOS60Da |
重量 | 670g(電池除く) |
サイズ | 144.5(W) x 78.6(L) x 105.8(H)mm |
画素数 | 1,800 万画素 |
対応マウント | キヤノンEFマウント |
EOS 60Dがベースです。
天体撮影用にHα輝線の透過率を「EOS 60D」に比べ約3倍になっているモデルです。
生産終了になっていますが、天体撮影用として根強い人気があります。
Hα輝線については次項で説明します。
バルマー系列
バルマー系列とは水素原子の線スペクトルのうち可視光から近紫外の領域にあるものです。
スイスの物理学者 J.バルマーにより、水素原子の線スペクトルのうち、
可視光の領域に現れるものとして以下の4つの線が確認されていました。
水素の輝線スペクトル。4本の輝線は右から、Hα線(赤)、Hβ線、Hγ線(青)、Hδ線(紫)
Hα線:波長656.28nmの透過率が高められていますが、
一方で、赤外線の波長は700nm以上です。
お互い近接した周波数帯なので、近赤外線の感度も期待ができます。
赤外線カメラとして使用できるか試してみる価値はありそうです。
※購入に際しての注意は、60Dは通常のカメラで60Daが天体撮影用です。
aが付いている事の確認が必要です。
IRカットフィルターを取り外すことができる機種は
こちらの記事で紹介しています。
確実な赤外線撮影をするなら、こちらがお勧めです。
赤外線カメラ改造の準備については、下記のまとめ記事を参照してください。
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